幸運を呼ぶハンピへ!古代遺跡のある秘境 その1
ゴアを後にして、つぎはプネーで出会った日本人に良い場所だよと聞いたハンピを訪れました。
ハンピに向かう電車で、靴を脱いでなんと寝ていたら、起きて気づいたら靴がなっくなていた!!慌ててパニックっていると近くにいたこの写真の彼らが
「どうした?」
と聞いてきた。
私「靴がない!」
彼ら「ちょっと待ていて」
しばらくするとサンダル(かなりサイズが大きい)を持ってきて私に渡した・
私「?!!」
彼ら「これ履けばいいよ」
私「え!いいの?」
いったい彼はこれをどこから持ってきたのかとか色々考えたけど、とにかく何か履くものがないと困るのでサンダルはいただくことにした。
結局は靴を取られましたが、優しいインド人たちのおかげでサンダルが手に入り大きな問題はありませんでした。「どんなこともたいして大きな問題でなく解決方法があるし、皆んな助けてくれる」そう感じられる出来事でした。
近くの車両には、フランス人夫婦もいてハンピへ行くと言っていたので、しばらく一緒にいた。
このまま、サイズの合わないサンダルもつらいのでハンピ近くの駅で、すぐに靴を買ったと思います。そして、ハンピについてホテルに荷物を置いた後、遺跡へ向かいました。
丘へ向かって歩いているとヤギの集団が前にいました。そのままヤギについて登って行きました。
なんとなく、一人旅して歩いている自分の自撮り写真に撮りたくて、一度タイマーにしてカメラを置いて自分の後ろ姿をわざわざ撮影しました。
さらに歩いていくと、若干記憶が曖昧ですが、洞窟が途中にあってインド人の修行している人が中にいました。声が聞こえて私が近くにいるのがわかったのか入ってくるように言われましたが、流石に怪しすぎて中には入りませんした。
その後世界遺産の遺跡に到着しました。遺跡には銃を持った警備の人がいましたが、とてもフレンドリーな良い人でした。この遺跡なんとなく親しみが湧くような、素敵な遺跡でした。もしからしたら、前世でもここにきてたのかもしれません(笑)。
ハンピの話は3話ぐらいのエピソードがあるので、まずはここまで。
ちなみに「幸せを呼ぶハンピ」と書きましたが、そう呼ばれているわけではなく何となくそんな印象があったのでタイトルにつけました。
ビーチリゾート! ゴアへ
ムンバイからは、次はゴアへ行きました。インドで最初のビーチリゾートです。この辺でも時期によっては、ダンスパーティー見たいのもあるらしいですが、私は若干OFFシーズンのようで、全然人がいなかったのでほぼ私の貸切見たいな感じでした。少し泳いだり、ビーチでゆっくりしたりしていました。魚のカレーもここで始めて食べた記憶があります。ただ、ご飯の中にまさかの羽蟻見たいな虫が入っていてビックリ‼️しました。
写真はゴアのビーチ付近です。結構良い眺めでした。
なぜか、仲良くなったインドの若者2人にバイクに乗せてもらいフラフラと観光したのを覚えています。写真はその2人です。だんだん私も日に焼けてきていますね。良い奴らでなんかリラックスして楽しめました。ビーチだし少しリゾート気分を味わえました。しばらく潮風に吹かれながら、この旅の気分を満喫してゆったりとした時間を過ごし、次の町へ移動します。
インド映画そして大都市ムンバイへ
プネーで初めてのインド映画を見ました。1本は非常に良くできた映画で言葉理解しきれませんでしたが、インドのジャッキーチェンの映画見たいな、笑いあり泣きありアクションあり恋あり、そしてお決まりのダンスシーンありの映画でした。そして、ほかにもう1本見ましたが、これは完全に失敗でした。羊たちの沈黙のパクリ映画で、シナリオもボロボロでインドの人達もブーイングしていました。あと驚いたのが映画途中に休憩タイムがあることです。トイレ近いので私はとても助かりました。
その後プネーを後にし、インド一の大都市ムンバイへ行きました。
この町はかなり大都市で物価も高いです。ホテルが、他の町の8倍くらいはする感覚です。とりあえず町を歩いていると屋台の焼きそば屋さんとかがあって他の町とは違う感じでした。でも焼きそばは真っ赤な色をしていた記憶があります。
ストリートチュルドレンは、当時この大都市にも多くいました。踊りながら歌ってた子が、突然手を出して、お金頂戴と言われた時に渡すことができませんでした。ただ、「とても歌とダンスが上手いね」って拍手し褒めたらもっと楽しそうに笑顔で歌い始めて、そのまま私がバスに乗るまで踊って歌ってくれました。
写真は、ムンバイです。
信じる者は救われる⁈ 根拠の無い自信とエローラ遺跡の共通点
前回の危機を経験して、凹むのとは逆の旅に対する根拠のない自信が出てきました。次に向かったのはエローラという遺跡です。この遺跡は150年間も作り続けているらしいです。仏教窟、ヒンドゥー教窟、ジャイナ教窟の3つの宗教の石窟があります。
人々のモチベーションがこれほど長く続けられるのは、宗教が背景にあるからだと思います。つまり、人は何かを信じる事で強い意思を持って、物事を続けることができるのでしょう。私にとっては、旅運が良いのだという根拠の無い自信が、このインドの旅を続ける支えになりました。そこには論理的な理由はありません。ただラッキーだと思っただけです。根拠や論理的な事を超える存在として、神話や宗教があり、これは人類の生み出した叡智であると思います。その物語を信じるからこそ、強く生きる事ができるのかもしれません。
私は、そんなインドの人々に敬意を持ちつつも、その何かを自分自信の中に持つことで、不思議とこの旅に対する強さを持つ事ができました。
あなたを支えている事や信念は何でしょうか?気が向いたらコメント等下さい。
写真はその遺跡です。とても素晴らしい眺めでした。確かこれも世界遺産かと思います。
睡眠薬強盗⁉︎この旅最大の危機
とうとうその日がやって来た、この旅最大の危機です。まだ旅に慣れていない私は、ビクビクしてたのだろうと思います。アジャンターへと石窟遺跡のある町へバスで移動しました。バスを待っている間、物腰柔らかなインド人(以降彼と記載)に声をかけられました。遺跡を見にいくと言うと、自分も同じだと気さくに話しかけてきました。そのあとは特に話さず、遺跡に到着しそこでまた話しかけられ写真を撮ってもらったりしながら一緒に遺跡を見ました。
見終わって
彼「どこに泊まるの?」
私「そこに泊まろうと思う」
彼「僕もそこに泊まるよ」
チェックインし、その後
彼「僕の部屋で話しない?」
私「わかった。後で行くね。」
何故か全財産入ったカバンを持って彼の部屋へ行きました。その時は自分のそばに置いておく方が安全と考えたからです。
そして彼の部屋へ
彼「遺跡楽しかった?」
私「見れて良かった」
彼「そうだ、クッキーあるけど食べる?」
その時新品の袋の空いてないクッキーを開けて、私に渡しました。
私「ありがとう。」
そして一口食べて、30秒くらいで急にめまいがしました。
私「調子悪いから、部屋に戻るよ」
彼「一緒にいくよ、、。」
やばい、睡眠薬強盗だととっさに感じた私は、走って逃げたはず。でも全く記憶がありません。
目が覚めたときは、ホテルの部屋に一人でした。
記憶が混乱していて起きて思った事は、ちゃんと野菜食べないと調子悪くなるなと思いました(笑)。
ホテルのフロントに降りたところ、
ホテルの人「大丈夫か?廊下に倒れていて医者呼んだぞ。睡眠薬飲まされたみたいだね。」
私「?!、あーそういう事か」
どうやら私はカバンを抱えたまま、ホテルのフロントから見える位置でうつ伏せに倒れていたそうです。何も取られずにお金も全部無事でした。
まだ睡眠薬の影響で気持ちが悪く、もう1泊したかったのですが、ホテルが、予約で満室との事でホテルのフロントの脇の従業員の椅子でしばらく休ませてもらい。次の場所へ移動しました。
助けてもらえてありがとうとホテルの人に言ったかも、混乱していてあまり覚えていません。今更ですがホテルの方々ありがとうございました。
この日を境に私の考えが大きく変わります。
そうか、俺はラッキーなんだ、こんだけの事があっても何もとられなかった。ついてる! 昔ラッキーマンというマンガがあって、「実力はないがツイて、ツイてツキまくる」ヒーローの話を思い出しました。この根拠があるのかないのかわからない自信が、この後の旅を劇的に変えます。
何も怖くなくなった私は、自分の中に不思議な強さを感じながら、この出来事に感謝し次の町へ行きました。
今まであまり、食事も合わない感じで多くは食べれず、バナナやお菓子を食べることも多かったですが、この日はたらふくカレー味のチャーハンを食べ、「これから楽しむぞー!」と思いながら、パワーがみなぎってきました。
睡眠薬強盗に出会った時、なんか違和感があったのにその直感を無視してしまいました。この旅カンは大事だと思いました。そして、退路の確保も大事だと(笑)。
ビクビクしていた私が、自分を根拠のない自信と自分の直感を信じて旅を続けられる大きなきっかけとなりました。
写真はその石窟遺跡です。
彼にとってもらった私も写っている写真もあろのですが、ここには載せていません。睡眠薬強盗に写真を撮ってもらうなんて滅多に無いですよね(笑)!
地球の歩き方と写ルンです
今回は旅に持っていった物に関して書きたいと思います。
このインド旅にかかせなかったのは、「地球の歩き方」とフィルム交換可能な「写ルンです」というカメラでした。当時は、今みたいにスマホはなく簡単に写真撮るわけにいかず、でも高級な一眼レフを持っていくのも重いしリスクあるので、写ルンですにしました。ちなみに、ブログでアップしている写真は今のところ、わざわざプリントした写真をスマホで撮っています。
地球の歩き方を見て、だいたいの旅程を決めました。実際には、予定してないところへも行きましたが、この本のおかげで最低限の場所の把握とその場所付近の観光地がわかるので、助かりました。たまに間違った場所でバスを降りてしまい。ここはどこ?状況もありましたが、その話はまた別の時に書きます。
写真は、ボロボロになった「地球の歩き方」とアルバムです。この写真から何年代に行ったのかわかりますね(笑)。