人生のヒント シンラインのインド1周の旅

大学卒業後に就職せずに皿洗いをしてインド1周の旅へ!人生のヒントが詰まった20代の記録。

このブログを始めた理由

今年はやりたい事を19個書き出し、すでに10個やりました。その中の一つがこのブログです。今回は、旅のエピソードではなくて、「なぜこのブログを書いているか?」について話したいと思います。

 

理由は、昨年からジャムセッションを始め、それがきっかけで旅をしていた頃の感覚を思い出し、当時の経験が誰かの人生に少しでも役立てばと思ったからです。

 

ジャムセッションで演奏していると音楽以外のことは何も考えていません。その間は、まさに心理的には自由な、自分自身そのものである感覚です。旅をしているとき、ちょうど大学も卒業し、会社にも入っていない、ただの自分自身があるだけでした。就職を目前にして、多くの人はレールの上を歩くことが安心だと感じるかと思います。私はなぜか真逆で、このレールの上を歩き続けることの方が不安と感じました。単に新しい環境に怯えていただけなのかも知れませんが、自分の中には違和感満載で「完全に無理!」と思っていました。その気持ちに正直に生きれたことは良かったと思います。社会的にはドロップアウトしていると思われていたかも知れませんが、インドへ行くと決めてからはそれしか考えていませんでした。何かをすると決めたら、どんな雑音も全く気にならないので決めたことを実行するだけでした。今の時代は、かなり多様な人生の選択がありますが、当時は私以外の同級生達は全員何処かしらには就職していたようです。

 

旅から帰ってきてから20年経ちこの経験が十分に熟成され、良い具合に発酵し、今だからこそ皆様に呑んでいただけるタイミングであると感じ、伝えたいという気持ちが出て来ました。

 

従来のシステムが崩壊を迎えた今の時代は、いわゆる「社会」という自分の外の枠組みではなく、確固たる信念を自分の中に持たないと生きづらい時代になったということかと思います。

現代の若い世代の人へこのような状況の中で、何かヒントになればと思ったからです。もちろん年代関係なく読んでいただけるとありがたいですよ(笑)。

自分が若い時に経験した内容を、若い世代に語る時、少し間違えると説教臭い話やめんどくさい説明のようになってしまう場合があるかと思います。相手になにかを伝えるときに、こうした方が良いと直接的な話をするよりも、単に経験した自分の体験を語る事の方が良いと思いました。

いきいきとした体験は、それを読んで響いてくれた人の物語となります。それは、他人の経験でも、読んだ人の心に入り、何かに迷ったり、悩んだり、誰かに背中を押して欲しい時や自分の考えを確認したい時にふと思い出し、その物語は人の行動や思考のヒントなっていきます。

 

そして、この世界は、互いの人生をシェアすることで、多様な感覚で物事を見えるようになり、少しずつですが良くしていけると信じています。インターネットの発展によりそれが可能な時代になり、私の経験も誰かの心に少しでも届き、何かのヒントになってくれたら嬉しいです。まだまだ未熟な私ですが、セッションやブログ、SNSや直接お話しすることを通じ、皆さんと人生を分かち合うことで自分自身も成長していけることが私の生きる喜びです。これからも、そんな感じでブログ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。