人生のヒント シンラインのインド1周の旅

大学卒業後に就職せずに皿洗いをしてインド1周の旅へ!人生のヒントが詰まった20代の記録。

幸運を呼ぶハンピへ!古代遺跡のある秘境 その2

前回はこのブログを書いている理由を記載しましたが、今回は通常通りのブログを再開します。ハンピの続きですが、写真は宿の子供達とスタッフの子です。一番奥の子はスタッフの子供で、その他はオーナーの子供です。みんな可愛らしい良い子達でした。スタッフの子は、裸足で仕事していました。ここに来るまでにもらったあの大き目のサンダルを彼にあげると言いましたが、断られました。必要ないというのです。彼は足の裏を見せるとものすごく厚い皮になっているのがわかりました。靴がすでに必要ない状況だと理解しました。物の意味や価値は、人によって変わります。私はこのサンダルがなければ、とても歩ける状態ではありませんでした。でもそれを必要としない人もいるのです。固定観念で判断するのは気をつけておく必要があると思いました。

 

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ハンピには川があるので、次に川の向こう側に行きたい思いました。当時の移動方法は何と写真にあるような少し底面が浸水している(笑)手編みのお椀型小舟でした。これに乗って移動です。少し不安でしたが、無事渡ることができました。特に何もない藁葺きのような家と畑が広がっているだけでした。

 

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川をこの船で渡りたかっただけなのですぐに戻りました。この川渡しも来年(つまり18年前です。)にはなくなるそうです。写真のような橋が建設されています。

どこの国も近代化が進んでいく中で古いものは失われ、より便利になっていくのかと思います。でもこの川渡しの不安定感満載の浸水気味の船に乗るのも一興かなと思いました。実際は沈むことなくちゃんと渡れました。今はもう乗れませんが、ギリギリ乗るのが間に合ってよかったです。この橋ができればきっと住民にとっては、とても便利になるので良いことかと思います。インフラの進化は、人々の生活を大きく変えるきっかけになります。世界中で常にこの変化は続いており、人々はそれに合わせてライフスタイルを変え新たな価値が生まれていきます。場合によっては古い仕事が失われ、新たな仕事が生まれます。古いものが失われる寂しさもありますが、この橋にもこの地の人々の夢が詰まっているのかもしれません。

 

古き良きものを理解しリスペクトした上で、単にノスタルジーに浸るのではなく、未来を作る気持ちも常に持ち続けていきたいと思います。

 

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